オッチャン鉄ちゃんの足のむくままタイトル
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旅めぐり脱線百話:Su-036列車

夏の思いで

no.061●16.04.05
      ◎高野山をめざし、山峡の急カーブをゆっくりと走る特急「こうや号」。(高野下~下吉沢)


 昔の小・中学生、特に大阪周辺の'団塊世代'の夏の山といえば、まず筆頭は「高野山」であった。

 弘法大師・空海の開祖による真言密教の大本山、金剛峰寺は海抜1,000mの高野山頂。まさに関西の軽井沢であり、クーラーなどほとんど無い時代の'豪華な楽園'ですらあった。

 夏休みの林間学校。初めて親もとから離れた小学生は、心細さにふとんにもぐり込んではメソメソ、シクシク。それでも帰るころには友達同士で坂道を走りまわり、原っぱを転げまくる。おみやげは見たこともない珍しい昆虫たち。
 心配した親たちも、子供たちのひと回りたくましくなった姿に、思わず笑顔でお出迎え。ささやかな、どこか懐かしい光景だった。

 と、と、と、ところがナント!西暦2004年、ここ高野山は世界文化遺産に指定を受け、いまや日本の高野山は世界的な避暑地、ではない、世界的な聖地へと出世をカマシタのである。

 このところ一段と'鼻高々'となった特急「こうや号」30000系。
高野山を源流とする不動谷川にそった、涼しげな山峡の急カーブを大阪難波に向かう、その顔つきにも、一段と凛々しさが増したようである。

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◎終着駅の手前に架かる、朱色に塗られた「極楽橋」。(極楽橋駅付近)

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◎極楽橋駅からケーブル駅への通路。(極楽橋駅)

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◎ハイキング姿の親子連れもあちこちに…。(極楽橋駅)

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◎高野山の頂上まで、ゆっくりと登るケーブルカー。(高野山駅付近)

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◎ケーブル高野山駅は、格調ある寺院風。平成27年には開業当時の外観に復元された。(高野山駅)

    ◎写真の人物はイメージです。文中の登場人物とは一切関係ありません。
    ◎南海電鉄・高野線(2004.07.04~2015.00.00)撮影 Cr/2007.08.06~2015.03.28


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