オッチャン鉄ちゃんの足のむくままタイトル
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旅めぐり脱線百話:Su-018列車

密林の妖女ペネペネ

no.020●13.07.16
メイン020写真
  ◎ホーム上のモザイクの横を通りすぎる親子。(阪神本線 甲子園駅)


 阪神タイガースの本拠地、甲子園球場の最寄り駅・甲子園駅の風景である。
8000系特急電車は野球選手のモザイクを埋め込んだホームを、快いモーターの音とともに走りさった。

 オッチャンは「タイガー」と聞くと思い出す物語がある。
まだ幼かった昭和20年代の後半。楽しみは子供向けの雑誌に載っている小松崎 茂の描く、戦艦や空母などの精密なカラーイラストを眺めたり、その模写をしたりする事だった。
 ところがである。山川惣治の作画「少年王者」なる人気の絵物語があった。ストーリーは熱帯のアフリカに渡った父と幼い息子が、密林の奥地で離ればなれになってしまい、なぜか、息子はゴリラに育てられる。やがて逞しい少年に成長し、ジャングルで大活躍をするという日本版ターザン物語で、オッチャンはこの本のトリコになった。
 第2弾は「少年ケニア」だった。やはり父とはぐれた少年、村上ワタルがマサイの元酋長ゼガに育てられジャングルで活躍する。これまたトリコであった。

 そしてシリーズ第3弾「少年タイガー」。
これが問題である。
ストーリーは一切記憶にない。ただ鮮明に思い出すのは、少年とともに登場する若く妖しくチョー色っぽい野生の女「ペネペネ」である。ぽっちゃり唇に、大きくはだけた胸もとからはみ出さんばかりの巨大なバスト。短いワンピースのような衣服からむき出た長い脚。およそ少年向きでないキャラに、強烈な刺激をうけたオッチャンは、その日を境に過激な巨乳マニアに豹変するのであった。

 今でも忘れられないセリフがある。少年タイガーがこう云うのである。
「いやだよペネペネ、女臭いよ!」
明らかに密林の奥で同棲する、年上の妖女ペネペネに犯されんとする、少年タイガーの危機的シーンである。
「あ~どうしよう!少年タイガーが大変だ!」

……幼きオッチャンは涙が出るほど、ヒジョー~~に、モノスゴ~~く、その少年タイガーが、羨ましくて、羨ましくて、しょうが無かったのであった。




 阪神電鉄は日本初の都市間電気鉄道として、明治38年、大阪出入橋~神戸三宮間を開業。大正三年には梅田ターミナルを設けた。また、武庫川線は昭和18年の開業である。
 車両では加減速性能に優れた「ジェット・カー」が広く世に知られた。

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◎カラフルな列車が次々と発着する。(阪神本線 甲子園駅)

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◎電車も乗客も、動きがスピーディー。(阪神本線 甲子園駅)

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◎住宅街の中を単線で走る。(武庫川線 洲先~武庫川団地前)

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◎子供の利用が多いのか、踏切には注意書きがビッシリ。(武庫川線 武庫川~東鳴尾)

  ◎阪神電気鉄道・阪神本線(2007.12.16 撮影)
  ◎阪神電気鉄道・武庫川線(2012.03.20 撮影)
  (Cr/2008.06.23)


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