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第一話タイトル
もしもし、…また、あんたぁ?
私、医者か弁護士でないと興味ないの。
えっ?あなた?
あっはっは、意識したこともないわ。
ちゅーしょーきぎょーでしょー?(笑)
せめて「I T企業しゃちょー」くらいでないとだめよ、
あいてぃー!
えっ?IT がなんの略かわかって言ってるのかって?
アハハハハ!
私に聞かないでよー(笑)あんた知ってるんでしょ?
なんでもいいから言えって?
「いんてるはいってる」に決まってるじゃなーい。
馬鹿にしてるの?
こう見えてもモテるのよ!
あんたなんかアウトオブガンチューよ、ははは!
気安く声かけないでくれる?
餃子の王将に連れていけるような
そこらの安っぽい女じゃないの!
あきらめなさい、ほほほ。

何?今度の土曜日ドライブにいかないかって?
しつこいわね、あなた。
ま、ベンツで迎えにきてくれたら考えなくもないわ。
レンタカーは嫌よ。
もちろんジーンズな んか着てこないでね。
床が油ぎった定食屋に連れていかれるなんて
真っ平ごめんよ。
あっ、だめだわ。今度の土曜日は昼の3時から
医者限定のお見合いパーティにいくの。
えっ?そのあとでいい?
だめよ、パーティのあとはお相手と食事にいくのよ。
私の魅力にひっかからない男なんていないわ。

もしもし?えっ?
アラフォーのくせにお高くとまるなですって?
ガキがナマ言うわね!
先月も声かけてきた弁護士がいて、
食事したけどふってやったわ。
こっそり電話番号かばんに入れてやったのに
かけてこないから、
私から彼の事務所に電話して
「もう電話してこないでね」って言ってやったの(笑)
すぐに電話きれたからきっと彼、泣いてたのね。
ちょっと悪いことしたかしら、あっはっは。

つーっ、つーっ、つーっ…

あらっ、もしもし?もしもし?