タイトル上ボーダー

第1話タイトル
14.03.15
お業界で最も過酷といわれるプログラマ。
筆者もプログラマの端くれである。

そんなプログラマには変人が多い。

いや、多いというのではなく、その職業がそうさせているのだ。
プログラマとはコンピュータが解析できる言語でコンピューターに命令を与える文書を書く人だ。
コンピュータに命令を与えるのは、人に指示を出すのとは違い、聞き間違いなどは一切ない。
そこだけ話すといいことのように思える。
だが、それは極めて緻密な作業が要求されることでもある。
聞き間違いがないということは、与えられた命令しかこなさないということである。
書き間違いも、書き忘れも、一切のあいまいさも許されない、何のツッコミもないクリーンで理路整然とした世界。
その世界と日々向き合っているのがプログラマである。
彼らが画面へ向かうとき、日常とはまったく違う考え方、つまり、よりコンピュータに近い脳を活用する。

彼らはもはや人間ではない、脳みそを二つ持ち合わせ、それを対峙するものにより使い分けることのできる怪物。
より人に近く、人のふりをできるプログラマは有能である。

コンピュータと会話することが身に浸み込んでいる彼らにとって、コミュニケーションはしばしば、障害になる。

たとえば、こんな話がある。

プログラマの夫に買い物を頼んだら。
妻「牛乳を1パック買ってきて。卵があったら6つお願い」
すると夫が牛乳を6パック買ってきた。
妻「なんで牛乳を6パックも買ってきたのよ」
夫「だって卵があったから」

これは夫のコンピュータ的脳が
「牛乳を1パック買え」
という命令に条件として
「卵があれば6パック」
という処理をしたからではないだろうか。

プログラムにすればこんな感じだ

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牛乳を購入するプログラム

if 卵がある時 → 牛乳を6パック購入

else 卵がないとき → 牛乳を1パック購入

exit
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日常生活では絶対に考えられないことだが
仕事が忙しいとか、納期前とかいろいろなことが重なるとこうなるのかもしれない。
筆者はまだこういった経験はないが・・・

つまるところ、プログラムを書くときはこういう考え方をしているのである。

皆さんが使っているシステムは、その上に成り立っているのである。
もし、機会があればその裏の世界に想いを馳せてみてはいかがだろう。
あいまいな命令ではなく、正確に命令を与えてやらないと動けない、それがコンピュータ。
そのため、SEやプログラマはクライアントからヒアリングするときにあいまいな命令を出せないから、とことん話を詰めていくのである。