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第二章#2タイトル
 
 
藤本   それでね、機械がありますねん、ちゃんとした機械がね。
せやけど私、切り子するとは思ってませんでしてん。
サンドブラストと穴開けの仕事でいっぱいで、
シェード吹いている工場の下請けですから、
それで機械よう買えませんでしてん。
 
ーでも機械と同じ役割をしてるんですよね。
 
藤本   そうですねん。簡単なことですのでね。
模様を六つに割るのも機械やったらね、
この球を旋盤のように三方からツメで抑えて
回転する盤に何等分に縦に割ったり横に割ったり、
しるし付けといて割るんですわ。

私の場合、そんな機械買うたところで私一代やしね、高つくし…。
こういう輪っかを被せて、これで12に割りますねん。
 
第二章2-1写真
 
ーはぁ〜、なるほど〜
 
藤本   これでやれば、まずまず狂いはありませんねん。
楽に引けますねん。
その人その人によって色々やり方はありますねんけど。

それでね、この半円に刳り貫いた型をあてて、
さっきしるし付けたところと合わせて引きますねん。
 
第二章2-2写真
 
ーおぉ〜すごい〜
 
藤本   真っすぐな線は案外簡単に引けますねん。
揃たもんでけますねん。
やっぱりカーブはね、角度がきつなったり、ゆるなったり、
揃たもんができないんですよ。
 
ーほぉ〜
 
藤本   これね、同じもんを毎日毎日やってるとカーブも揃えて
キレイにする人おるらしいんですけど。
私はひと月にいっぺんぐらいの注文ですから、
自分でこうやって、下を線引いといて。

この型はね、家内の化粧品かなんかのパッケージかなんかですわ。
 
ーあぁそうですねぇ〜
 
藤本   ハハハハハ
プラッチックのこういうもんは皆置いといてやって言うて…
 
ーなんでも活用されるんですね。
 
藤本   そうです。
それでね、コバルトブルーさんからたえず
新しい見本作ってと言われます。
見本は出来ても、次に注文来た時に困るんです。

こういう模様入れる場所とか分からなくなるんですよ。
こういう感じでね。
 
第二章2-3写真
 
ーおぉピッタリ合ってますね。
 
藤本   こういう型はね、この箱に入れてますねん。“割出し入れ”って…。
 
ーおぉ〜
 
藤本   ハハハ  色んなもんがね。
 
ー宝モンですねぇ〜
 
藤本   そうですねん。これで何が来たかって一応書いて残してあるさかい。
なんしかプラッチックいうたらみんな残したあるから。
これなんかはなんですわ。
 
第二章2-3写真
 
藤本   三つのバラの模様の場所決めるだけのモンですけど、
やっぱりとって残しておきますねん。
そしたら今度使う時に楽ですねん。
大きいもんとかも、いっぱい書いて残してますねん。
 
第二章2-5写真
 
ースゴい!いっぱいありますね〜まさしく宝物!
 
藤本   ハハハハ
たいしたもんはないんですけど、みな利用して、
弁当のからやとかね…。
これが私のジョウギですねん。
だからいつ何が来ても同じもんがでけるんです。
 
ーう〜ん!!すばらしい!!
 
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