ホームへ作者紹介ページへ 縁起ものがたりタイトル内容


第一回
猿づくしのご縁。
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右:神猿鈴【日吉大社(ひよしたいしゃ)/滋賀県、大津市坂本】
左:御神猿御守【新日吉神宮(いまひえじんぐう)/京都府、京都市東山区】
 日吉大神は京の都の表鬼門(北東)を守っている。その大神の使い「神猿」は御幣を捧げて悪気を祓い、災厄を退け、幸運を授けている。
 京都市内の新日吉神宮の本殿前には「狛猿」が立っている。その脇には「厄除開運」等の願いの書かれた札が数枚あり、願いに合わせて札に入れ替える事が出来る。その「狛猿」携帯の待ち受け画面にするとお守りになるという。猿は「えん」、つまり「円」「縁」に繋がるとして喜ばれた。
 また滋賀県の日吉大社では「神猿」を「まさる」さんと呼び、魔除けの象徴として大切に扱われている。「まさる」は「魔が去る」「勝る」に通じるようにつけられた名前であり、縁起のよいお猿さんだ。実際、比叡山に猿が多く生息しており、社務所の前でも猿を飼っている。八王子山へ登る途中、奥の院の三宮宮・牛尾宮の間にある10mはある大岩の金大巌の賽銭箱にも可愛い猿の親子が描かれていた。そして比叡山を焼き討ちした信長の死後、こちらの復興に尽力した豊臣秀吉の幼名が「日吉丸」、あだ名が「猿」とまあ、猿づくしのご縁である。
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