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第四回
 1度に3国を旅する方法。
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幸雞の鈴(さちがけのずず)【方違神社/大阪、堺市、北三国ヶ丘】
 摂津・河内・和泉の3国の国境である三国ヶ丘に鎮座するのは、方違神社(ほうちがいじんじゃ)。転宅や旅行、新しい事を始める時に方位が悪いと、別の方角に行き宿泊し、そこから始めたり、直接目的地には行かず方角を変え出発し凶方を避ける「方違え(かたたがえ)」という風習がある。そんな時は、ここにお参りをすれば一挙に3国の土を踏み旅したこととなり、おのずと「方違え」をしたことになるという。また平安時代には、熊野詣の通過地点であったため、熊野詣での人々はこの地で旅の安全を祈ったという。
 そして古くは、神功皇后がここ三国ケ丘で方災除けを祈願した際には、お守りのように大切にされていた黄金の小雞を丘に埋めた。すると毎朝、金鈴をふるような雞の声が響き、その声で人々は目をさました。また、この金雞の声を聞くと幸福が来るという、そんな故事により造られた土鈴がこの「幸雞の鈴」。さあ、これで四方八方ややこしい時代でも、全方位が吉方だ!
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