ノスタルジック映画パンフのお話タイトル
mouretsu.netホームへ話し手 すかたん有留夢
第5回
2013.10.18
雨の訪問者前編写真
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3冊めは『アランドロンのゾロ』。原題も、ALAIN DELON in ZORRO。アラン・ドロンの主演第50作記念作品。アメリカの作家ジョンストン・マッカレイの著名な原作『怪傑ゾロ』の映画化。ゾロは、アメリカンコミック化もされており長年に渡って愛され続けている大衆文化のヒーロー。製作はルチアーノ・マルティーノ(イタリアとフランスの共同製作)、監督は「ビッグ・ガン(A・ドロン主演)」のドゥッチョ・テッサリ(マカロニ・ウエスタンの巨匠)、脚本はジョルジョ・アルロリオ、撮影はジュリオ・アルボニコ、音楽はグイド&マウリツィオ・デ・アンジェリスが担当。
主演はもちろんアラン・ドロン(1960年ルネ・クレマン監督『太陽がいっぱい』に主演。ニーノ・ロータの曲と共に大ブレーク。1960年代から1980年代初めにかけ美男の代名詞的存在、甘いマスクと凄みのある表情を併せ持つ。日本のレナウン「ダーバン」ブランドは1970年代にA・ドロンをテレビ・コマーシャルに起用し人気を博した。A・ドロンの声によるサウンドロゴは「D'urban c'est l'elegance de l'homme moderne.(ダーバン、現代を支える男のエレガンス)」。)共演は、オッタヴィア・ピッコロ(1971年『わが青春のフロレンス』で第23回カンヌ国際映画祭の女優賞などを受賞。)スタンリー・ベイカー(イギリスの俳優)、エンツォ・チェルシコ、ムスターシュ、アドリアーナ・アスティ、ジャコモ・ロッシ・スチュアートなど。
黒マスクにマント、そして、他の映画では悪人顔の似合うA・ドロンが正義のヒーローゾロを痛快に演じている。A・ドロンと言えば絶対に悪役が似合うし、二枚目だがどこか冷たい、冷酷な眼差しを感じさせ、それがA・ドロンの最大の魅力であるように思うのだが、このA・ドロンは全くそれとは違う正義の味方で、これがまたなかなかカッコ良いのである。さすがに絵になるスターである。映画の内容は単純明快、誰が見ても普通に楽しめる。フランス人的なお洒落さとイタリア人的な陽気さが合わさった痛快アクション勧善懲悪の娯楽活劇・怪傑ゾロ映画。1998年のアントニオ・バンデラスのマスク・オブ・ゾロと見比べたら、面白い。又映画には関係ないが、パンフレットのサイズがなぜか少しワイド仕上りになっているのも珍しい。

アラン・ドロンイラスト
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