ノスタルジック映画パンフのお話タイトル
mouretsu.netホームへ話し手 すかたん有留夢
第3回
2013.08.06
雨の訪問者後編写真
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目を覚ましたメリーは、地下室に潜んでいた男(謎)を恐怖のあまりショット・ガンで殺してしまい、死体を海へ捨てに行く。翌日、ハリー・ドブス(C・ブロンソン)というアメリカ人の男と知り合った。ドブスは「なぜあの男を殺した」といきなり訊いてきた(謎)。警察もその殺人事件で動きだしていた。だが、メリーはドブスに「私は殺しなど知らないわ」と言い張る。ドブスは、メリーについて調べたといい、夫のトニーについても詳しく知っていた。ドブスの目的は殺された男のもっていた赤いバッグだった。ドブスはアメリカの陸軍大佐。その赤いバッグには大金が隠されていたのだ。その後、メリーは駅でカバンを見つけるが、中から出てきたのはトニーの写真。赤いバッグには金などなく、夫のトニーの写真が入っていた(謎)。トニーはどうやらパイロットという職業をいいことにして、密輸に関係していたらしい(謎)。警視のトゥーサン(J・ギャベン)も友人のニコールもくさい(謎)。ドブスは、執拗に金のありかをメリーに問いただすが、メリーは本当に全く知らなかった。ドブスが帰った後、車を調べると修理に出す予定のスロットカーを入れてあった箱に、金が入った赤いバッグがあった(謎)。だが、ドブスは執拗にメリーにつきまとう。パリを訪れたメリーは、うさんくさい男たちに捕まり拷問されかけるが、かけつけたドブスに救われる。一体メリーに何が起っているのだろう?あの雨の日の訪問者も、金も、何もかも(謎)?さらに友人のニコールと夫との関係を知ったメリーは動転した。すべてが信じられない悪夢のようだ。その後、メリーは事件現場に赤いバッグを捨てに行くが、ドブスに見つかってしまう。ドブスはメリーの持っていた赤いバッグの大金を手に入れ、雨の午後に起ったことのすべてを知った。海から引き上げられた男の死体の手の中から、メリーのドレスのボタンが出てきた。だが、不思議なことにドブスはメリーを捕えなかった。証拠のボタンをメリーに渡し、夫と共にロンドンへ旅立つメリーの車を見送ると、ドブスは港の方へ去って行った。……といったサスペンス映画。映画のシーンで面白いのが「恋をした人がガラスにクルミを投げると割れる」と言うドブスのジンクス?。映画の半ばと最後の別れのシーンでブロンソンの茶目っ気が出て笑いを誘う素敵な演出になっています。小道具「クルミ」の使い方に脚本のセバスチャン・ジャブリゾの洒落っ気が出ています。1968年に公開された、同じくセバスチャン・ジャブリゾ脚本の『さらば友よ』(フランス映画)でも、コップに水を目いっぱい入れた状態の所に「5枚のコイン」を入れられるかどうか?と言うゲームが良いアクセントになっていました。そして、フランシス・レイの音楽も相変わらず印象に残ります。

第二回写真1