ノスタルジック映画パンフのお話タイトル
mouretsu.netホームへ話し手 すかたん有留夢
第3回
2013.07.18
雨の訪問者前編写真
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2冊めは『雨の訪問者』。日本公開は、1970年4月。原題:Le passager de la pluie、英題:Rider on the Rain 主演:チャールズ・ブロンソン、マルレーヌ・ジョベール、監督:ルネ・クレマン、脚本:セバスチャン・ジャブリゾ、音楽:フランシス・レイ。原題からも判るようにフランス映画です。それにしても日本題名の「雨の訪問者」とは上手く付けたものです。
主演のチャールズ・ブロンソンは、1967年話し手が中学生の時に見たロバート・アルドリッチ監督のアメリカ映画「特攻大作戦」で始めて見ました。その後、TVの洋画劇場で「荒野の七人」「大脱走」などいつもちょっと渋く印象に残る俳優でした。「雨の訪問者」公開の頃「う〜ん、マンダム」の台詞で大ヒットした丹頂マンダムのCMでお茶の間でも大人気。ジェリー・ウォレスの歌う「男の世界」もクールで良い曲でした。(因みに同曲はシングル売り上げ120万枚の大ヒット)このCMのディレクターは大林宣彦監督。マンダムの大ヒットで1971年4月丹頂株式会社から株式会社マンダムに社名変更しています。現在はギャツビーブランドが主流ですが…。ブロンソンはジル・アイランドと1968年に再婚し、その後度々共演しています。メリー役のマルレーヌ・ジョベールは、007カジノ・ロワイヤルのボンドガール、エヴァ・グリーンの母親です。「雨の訪問者」は、フランシス・レイの音楽が抜群に冴えていた映画の1本だと思います。メインテーマ曲と雨の訪問者のワルツはサントラ・ベスト盤によく収録される名曲です。エンド・クレジットに流れる歌は、フランシス・レイのテーマ曲に、脚本のセバスチャン・ジャプリゾが歌詞をつけたものです。映画の舞台はフランス南部、地中海に面したイエール。
ストーリーは色々関係のない話までからんでくるので、かなり厄介な映画です。しかし、さすがに名匠ルネ・クレマンの見せ方は素晴らしい。雨の降る静かな海辺の町に、バスから赤いバッグをさげた男(M・マッツァ)が降り立つ。メリー(M・ジョベール)は、友人のニコール(J・アイランド)のブティックで、新しいドレスを試着中にその男と目があってしまう。というより、その男がメリーをつけているような不気味さがあった。そしてその夜、パイロットの夫トニー(G・テンティ)不在の家でメリーはその男に襲われる。

第二回写真1